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BIOGRAPHY
Songbird TAeKO(深尾多恵子)

22年間ニューヨークでの演奏活動ののち、2021年より京都を拠点に国際的に活動するジャズシンガー。 日米にて邦人ボーカリストに稀に見る広範な公演歴を誇り、本場のジャズファンや専門家から「アメリカでも世界でもトップクラスのパフォーマー」と評されている 。アメリカにてダグ・カーン、ビクター・ジョーンズ、トミー・キャンベル、スタッフォード・ハンター等の率いるグループでもボーカルをつとめる。

 

同志社大学在在籍中より京都でR&Bシンガーとして活動後1998 年にニューヨークに渡りジャズと出会う。ブルーノート、バードランド、スモールズ、レノックスラウンジ、キタノ、ジンクバーといったニューヨークの老舗クラブや、ケープメイ・ジャズフェスティバル、ノースイーストフロリダ・ジャズフェスティバルなどへの出演多数。

2007年にアルバム「One Love」にてアメリカデビュー。全米のFM ラジオ局にてオンエアされ、"One heck of a jazz singer" (Edward Blanco, ejazznews) (とてつもないジャズシンガーだ)とアメリカのジャズ評論家より評される。

2010年「Voice」を発表、ハービー・ハンコックの「カンタロープ・アイランド」、ウェイン・ショーターの「インファント・アイズ」などの器楽曲をボーカルでとりあげるほか、「蘇州夜曲」や、ふるさとのうた「琵琶湖周航の歌」を自ら編曲して収録、独自の音楽作りがデビュー作に続く快作として全米にてオンエアされる。同年、ユナイテッド・フィラデルディア・ジャズフェスティバルへの出演が米国「オールアバウトジャズ」 の評論家により「特筆にあたるパフォーマンス」のトップとして取り上げられるほか、日本の「ジャズ批評」にてジョン・コルトレーン研究家の藤岡靖洋氏によるライブ評が掲載される。

2013年Sirius XM ラジオのDJマーク・ラフィンのプロデ ュースによるアルバム 「Wonderland」を発表。巨匠ダグ・カーンをピアノに迎え、躍動感ある仕上がりが「ジャズ・タイムス」誌や「ジャズインサイド」誌でも高く取り上げられる。

同年、巨匠ドラマー、ビクター・ジョーンズの最新CD「Time for Class」へ参加。ビル・エバンスの「Blue in Green」、マイケル・ジャクソンの「Butterfly」など収録。2014 年秋に「Wonderland」の日本国内版を発売。

2014年、ニューヨークのFMラジオ局WHCRのDJラモン・フェナーが2時間番組「Lamon's Jazz at Eight」にて終始深尾多恵子の作品3作の収録曲をとりあげ話題となる。2016年、ニューヨーク市内の歴史的老舗バードランド・ジャズクラブへの出演を開始。2018年、タイムズスクエアでの「エコフェスト」30周年記念イベントにてアメリカ国歌独唱に抜擢。同年、アップル社の商品「アップルウォッチ4」のテレビコマーシャルソング「ホーキポーキー」を収録、日本全国にて放送されるほか、YouTubeでの閲覧回数が1ヶ月で200万回を超える。

2019年、米国東海岸のジャズシーンで最も主要なジャズ雑誌「ホットハウスジャズマガジン」にて一ページを費やすインタビュー記事が掲載される快挙を成し遂げる。

2019年、第4作目「Contemplation」を発表、ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」ベニー・ゴルソンの「アイ・リメンバー・クリフォード」ビリー・ホリデイの「レフト・アローン」などを収録するほか、2019年に生誕100年が祝福されているアート・フレイキーの名盤で有名な「ウゲツ」を独自の編曲で収録し話題に。初の試みとしてジャズレコーディングに日本の琴を起用する。”A Masterpiece (傑作)” (Lamon Fenner, WHCR FM NY)と評される。夏の日本ツアーにて会場限定先行発売し、その成功の模様が「ジャズ批評」 誌に掲載される。

同年10月の米国での「Contemplation」の正式発売と同時にニューヨーク市内バードランド・ジャズクラブにて発売記念公演を行い、日本大使も出席するなか成功に収める。 ライブ中、ジャズスタンダードを琴の弾き語りで歌う試みを行い、以降、ライブに頻繁に琴をとり入れる 。2020年、コネチカット州ハートフォード市からのライブストリーミングにても自らの琴演奏を用い、その音楽性は「アリス・コルトレーンを彷彿とさせる」と評価される。

2019年6月、深尾多恵子のニューヨークでの軌跡を京都の女性記者が綴った本「Untraveledーニューヨークがジャズシンガーにしてくれたー」( 文と編集の杜、瓜生朋美著)が日本で発売される。2022年、サブスクライバー4万人を超えるYouTuber黒田和良とともに英語歌詞和訳動画の連載をYouTubeにて開始。

 

2023年3月、女性ジャズミュージシャン7名で構成される TAeKOs Kyoto Women Jazz Band を発足、京都府民ホール「アルティ」にて初公演、以降、定期的に活動。

 

2024年5月、自己5作目のリーダー作かつ初のライブ録音である「Heres to Life」をタイムマシンレコードより発売。

 

ジャズシンガー活動のほか、古典箏曲の弾き唄いにて各種イベントへも出演中。

 

サテンドール神戸ジャズコンペティションにてグランプリ受賞(1999年) ニューヨーク市のジャズモービル主催ジャズボーカルコンペティションにてファイナリスト(2008年) 滋賀県近江八幡市出身 同志社大学法学部卒    Facebook/Instagram/Twitter: songbirdtaeko